いくら頑張ろうとプロには勝てない。
ニトリにもIKEAにも無印にも勝てない、むしろ余計な金と、手間がかかる。
ちょっとした金で機能は果たせるし、無駄な時間を使うこともない。
しかしDo it yourself の精神は、生活を本当に豊かにすると思う。
それがどれだけ素晴らしいことなのか、僕が感じることを伝えたい。
Contents
なぜあなたは棚をつくるのですか?
「そこに棚がないから」(Because it's not there. )
何かが足りない時、それを自分が作ることで補填しようという考えは、最近まであまり一般的ではなかったかもしれないし、それ自体をネガティブに捉える価値観も存在する。
これは日本というかアジア圏に共通する価値観かもしれないと、ラストエンペラーの原作を読んでて思った。
お世話してもらえないと、何もできない皇帝になりたい人は少ないだろう。
損しなくなる
僕は設計と施工管理の立場から現場に関わることが多い。
お客さんがここに可動棚が欲しいと言った時、「こういう部品を使えば楽勝で自分でできるよ」と説明するが、「〇〇が心配だから、、」という理由で、僕に5万円余計に取られてしまう。ごめんね。
こんな作業、業者も素人も変わらない。
(あなたのためにも)Do it yourself.(自分でやれ)と言いたくなる。
ほんま損してるんやで。
得をする
真夏に車のエアコンが壊れた。
僕は車に詳しい方では無いし、カスタムなんてしたことない人間だ。
でもダメ元でネットで調べたら、ウチの車種の壊れやすい部分が書いてあって、品番もわかった。実際見たら焼け焦げてたので、すぐさまヤフオクで手配し、ブログの手順に倣って交換した。
かかった実費6,000円くらい。
ディーラーの価格はわからないが、50,000円は得したんじゃないかと思ってる。(思い込んでる)
「やろう」と思えばできると知る
たしかに、やろうとしてもできないこともある。
でも、個人がアクセスできる情報が広がったことで、やり方がわからないからできない、と言う状況はほとんどないんじゃないか。
できない理由は、大型機械が必要だ!とかぐらいだと思う。
調べればなんでもできるというマインドは、将来のあらゆるチャレンジで自分を助けるはず。
独学力がつく
最初に自分で調べ、最後に自分で調べる。
これは一番大切ではないか(ネット情報の精査にも言える)。人に聞くのも重要な時短だけど、体験上重要な過程をすっ飛ばす可能性もある。なにより、自分一人で知識を収集できるということは、先生がいなくてもどこまでも伸びていけるということを意味する。
未来の挑戦の助けになる
あらゆる知識はどこかでつながる。
たくさんのことを「できる」「経験がある」状態になると、多くの物事や仕事に対して、知識のきっかけが生まれ、なんとなく想像がつく。
才能が見つかる
ひとつやってみる。そしてできる。
知識と体験が結びついて、初めて何かができるようになる。
0から1になる瞬間が一番楽しい。楽しいと思えることはずっとやれる。
ずっと楽しいと思ってやりつづけられること、それを才能と呼んでみないか。
努力とか天才とかいう言葉は全然楽しくないよな。なくない?
センスが身に付く
車に興味がない人は、どの車がかっこいいとか、感想自体持てないと思う。
それはその分野に対する感覚=センスを持っていないからと説明できる。
なにか作りたかったらまずPinterestでたくさん調べよう。
美醜の感覚=センスというものは、内包する文化に対して相対的なものだ。
日本でイケてる髪型と、アメリカでcoolな髪型は全然違う。
かっこいいものを作りたければ、その文化の中にあるデザインを見て、ストックすることで感覚=センスを磨いていく必要がある。
「自分の過去作品がダサすぎてヤバい」これは急成長の指標だ。
想像力がつく
ものを作ろうとしたら、イメージを紙の裏に落書きをして、サイズ感を決めたりする。そして必要な材料のサイズを書き出したりする。
それはデザインという行為そのものであって、頭の中でイメージする能力を高める訓練になる。
引っ越しはDIYに多いなる理由を与えてくれる。
その機会に家の間取り図面を書いてみることをおすすめしたい。
そうすると作りたい家具がたくさん出てくるはずだ。
サピエンスなら作ってなんぼ
我々の祖先はクリエイティブスピリッツを武器に発展してきた。
僕はDIYをテーマにしたリノベーションに結構関わるので、そのへんに興味があるという人々と出会うことは多い。そのくせ、いざやってみようかってなると、
「自分不器用ですから」って言って避ける人がこれまた多い。なんでや。
とはいえ半ば強制的にDo it yourself.(自分でやれ)していくと目覚める人が多いのも事実。
まとめ
何かが足りない時、それを自分で作ろうというマインドは、物事に対して能動的であるし、日常生活の中でPDCAサイクルがフル回転して、自分の思考も磨かれていくと思う。
ちょっと何言ってるかわからないが、生活をどんどんクリエイティブにしていこう。
下には初心者向け電動工具の選定記事も書いてあるので参考にしてほしい。