「これだけ工具を揃えるのにいくらかかるの?」ってたまに聞かれるけど、ぶっちゃけ全部含めて軽自動車より安いと思う。
多分、アマチュアが持ちうる道具としては「できないことはない」と言えるレベルで揃ってる。欲しいものがほとんどない。
今回は電動工具にフォーカスして、以下の点について話をしていく。
- 何を持っているか
- それぞれいくらするのか
- いつ買ったのか
- 合計でいくら掛かったか
結論を先に言っておくと、軽自動車よりはるかに安くてトゥクトゥクくらいだった。
Contents
卓上設置工具
ボール盤やバンドソーやテーブルソーなど、家具や小物などを作るには欠かせないインフラ的な工具がこれら。
プロの工場においては床置きや固定で動力電源や電灯200Vを使う「機械設備」であることが多いけど、アマチュアDIY木工家なら100Vの「卓上」が基本。
テーブルソー Skilsaw SPT99T-01
100,200円(2022年7月)
ウッドワーカーの基本かつ加工精度を担保する生命線で、一番カネをかけるべきかもしれない。盤上にチップソー(丸ノコ)を取り付けた「Simple is the 精度」な工具で、単純な構造、厚手のチップソーを使うためカットラインのブレが最も少ない。
基本的な用途はリップフェンスを使って材料を平行にカットすることで、この精度については唯一無二。しかし、ジグを組み込めば汎用性は無限に高まり、熟練すれば魔術的な加工もできる。
ただし、大きな危険がつきまとう道具でもある。チップソーの性質を深く理解していないと特殊加工は危険。普通の加工も油断していると危険だ。基本的な使い方としてはフェンスの操作性と剛性が重要で、ラックピニオンで移動するタイプは使い勝手が良い。
詳しい内容は以下の記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてほしい。
テーブルソー SKILSAW(スキルソー) SPT99T-01のレビューとDWE7485、TS6307-00の比較
自分の中でこのテーブルソーは2022年、買って良かったものトップに君臨することが決まっている。おすすめできる人は、既に持ってるものに満足でき ...
続きを見る
DEWALT、BOSCH、MILWAUKEE、メタボ、SKILなどが候補にあがるけど自分はこいつが一番かっこよくて好き。
当然だけど円安の昨今は冒頭のような価格では手に入らない。
自分は100,200円で買ったけど2024年5月現在で131,000円くらいが最安値。
スライドマルノコ 京セラ ATSS193
49,800円(2023年11月)
ブラックフライデーでお安く買った。今は6万以上するっぽい。
スライド丸ノコは角材などの長い材料をざくざく切るのに適した工具で、いわゆる「横切り」を得意とするため「縦切り」のテーブルソーと相性が良い頻用工具だ。内装工事の現場には必ず持ち込まれる現場色も強い道具でもある。
テーブルソーと比較すると構造が複雑で可動部が多いため、わずかな左右ブレはたとえ最上位機種であっても発生する。
日本ではハイコーキ(日立工機)がリードしてきたジャンルの工具で、DIYerにも人気がある。しかし、なにぶん高いので、自分はリョービ時代から京セラ品を愛用してる。
先代のATSS192が鬼コスパ名機だったので、上位種のATSS193に乗り換えた。比較するとカット幅が220mmから312mmに増え、右にも傾斜できるようになり、レーザー位置が改善され、ハイコーキのパテントだった(っぽい)スライドアームが採用されている。
わかりやすく言えばハイコーキのC7RSHDのパクリみたいなもんで、控えめに言って最高。
問題と言えば、左右中央の定盤の高さが最大で0.2mm違うことで、自分は適当な木口テープを貼って調整している。
多くのDIYerには無視できる誤差かもしれない、むしろ先代のATSS192で十分なんじゃないかと思うので紹介記事を載せておく。
リョービ(京セラ)スライド丸鋸 TSS-192【レビュー&マキタハイコーキ比較】
この記事で、はDIYラインのスライド丸ノコ三闘神の一角をになう「リョービ(京セラ)TSS-192」のレビューと、初回調整でやった事全てを書い ...
続きを見る
ボール盤 GT GTTB-16G
36,219円(2023年4月)楽天でポイントバック10%くらいあった
ボール盤は穴を開ける工具の絶必品。カットの主役がテーブルソーなら、穴あけの主役はこいつだ。
どんなポンコツ品であっても手持ちツールよりは間違いなく垂直に穴が開くぞ。
こいつはとにかくデカいものを選ぶのをお勧めしたい。
なんせ他の道具と違ってデカくても大して横幅を取らない。そのクセできることの幅はめっちゃ広がる。
汎用性の高い道具であるがゆえにデカさ(特に高さ)はジグアタッチメント組み込みに役立つ。
自分の使ってるこれはホントコスパ良いからお勧め。MT2の軸でチャック交換も対応品が多く、角ノミアタッチメントもつけたりする。
芯ブレ改善したり色々改造したのも記事にしてるから見て。
ラックピニオン昇降のボール盤オススメ5選を徹底比較【無敵のGTTB-16G】
3万3000円で最強の大型ボール盤を手に入れた。 その名もアークランズのグレートツール(別名WIZA)ブランドのGTTB-16G。 結構前か ...
続きを見る
言うまでもなく円安の影響をめちゃくちゃ受けているけどそれでもまだコスパがいい気がする。
バンドソー 京セラ TBS-80
28,700円(2021年6月)
バンドソーはざっくり2つの用途があると思ってる。
ひとつは分厚い材料の引き割り。テーブルソーでは切れない厚みのもので、デカい機械だと1m以上の丸太を引き割ったりもするみたい。
ふたつめは自由な曲線カット。DIY的にも自分的にもこれが主用途であって、このために買った。
このカットをするときに大事なのはフトコロ寸法というやつで、ここが広いほど自由に材料を取り回して切れる。
カットそのものはノコギリで切ったようにギザギザのノコ目が残るし、さほど綺麗なものではないけど、それなりに垂直にかつ1mm単位で狙ったラインを切れる。
曲線の効いた家具や、スプーンみたいなカトラリー作りには絶対必要だぜ。
このTBS-80はもう廃盤っぽいけどスピコン付きで軽金属も切れて、フトコロがめっちゃ広いのでマジ便利。
最大厚みは80mmだけど、正直そんな加工パワーはない。ブナ50mmをヒイヒイ言いながら切れる感じ。だけど切れるのが素晴らしい。
もはや入手経路は中古しかないけど一応紹介記事を載せておく
リョービ 卓上バンドソーTBS-80【レビュー&評価】他DIYモデルとの比較
リョービのバンドソーTBS-80を買って結構使ったのでレビューしたい。 木工用のバンドソーとは文字通りバンド状になったノコ刃が回り続けること ...
続きを見る
ディスクサンダー PROXXON DS250
40,000円くらい(2021年3月)
購入履歴が行方不明でいくらで買ったか不明。
こいつは木口の番人みたいな感じで、何度か紹介してきた道具。
ディスク盤面が厚手のアルミ板でできていてクッション性がなく、加工平面がバシっと出るのが特徴。
他のディスクサンダーはマジックテープ貼りのためクッション性があり、どうしても平面にならない。
木口接合部分の平面性はめっちゃ重要で、こいつはとにかく微調整の鬼。
スライドマルノコのカット面で精度が必要なものは、こいつで整える。
他にも円盤作りの仕上げや金属棒のカット面を整えたり、円錐を作ったり、とりあえず削るなど、使用頻度はめっちゃ高い。
めっちゃ高いんだけど、相変わらず代用品がなく、いまだに唯一無二。まあ、しょっちゅう品切れしているので、なかなか手に入らないかもしれない。
細かいことは以下の記事に詰め込んだ気がする。
【レビュー】プロクソン ディスクサンダーDS250【唯一無二】
これはオタク専用ディスクサンダー。0.1mmのスキマを見て心神喪失状態に陥ったり、1日50回くらい「完璧」って言葉を使ってしまう、ちょっとア ...
続きを見る
スピンドルサンダー SK11 SWS-330SP
16,824円(2022年7月)
ペーパードラムが回転しながらピストン運動するR18工具。
ぶっちゃけ使用頻度は低い。けどめっちゃ安く買えて替えの効かないワンポイントリリーフとして活躍してる。
バンドソーやディスクサンダーと相性がよく、曲線家具やカトラリー作りのスピードアップに間違いなく貢献してくれる。
こう言ったニッチな需要も埋めてくれるSK11は本当に好き。えっち。
紹介記事も書いたから載せておくよ
【SK11 スピンドルサンダー】 曲面、シームレスジョイントで活きる【SWS-330SP】
こいつがいないともうやっていけない。 SK11のスピンドルサンダーは結構前に買ったんだけど、出番がさほど多くなくてレビュー記事を書ききれない ...
続きを見る
プレーナー スポークシェーブ 40200H
79,900円(2022年1月)
プレーナーとか自動かんなと呼ばれるこいつは基本的に手押しかんなとセットで使う。
材料を均一の厚みに削ってくれるもので、手押しかんなと組み合わせることで製材が不十分であったり反りやねじれがある素行不良の材料をしっかり教育できる。
一般に家具材をあつかう材木屋では荒材販売が基本で完全に製材されていない。ヤフオクなんかで販売されているものもいろいろだけど、どんな状態であっても「使える状態」に持っていけるインフラツール。
ストックしている材料だって反りやねじれはリアルタイムで発生しているので、使う時は必ずこいつが必要になってくる。
これないとマジで何にもできないって感じ。
11mmとか規格的に存在しない板を作り出すのにも便利。
特徴としてはなんちゃってヘリカルカッターヘッドを備えている点かな。デジタル目盛り付きをお勧めする、設定なんかも以下の記事でまとめている。
スポークシェーブ なんちゃってヘリカル刃自動かんな40200H-JP解説【Spokeshave】
ヘリカル刃とはなんぞや?マキタとどっちを買うべきか? 木工DIYをやってると必ず行き着くのがプレーナー(自動かんな) そしてこの40200H ...
続きを見る
今は楽天でしか売ってないかも。
手押しかんな リョービ HL-6A
中古で30,000円くらい(2021年7月)
とっくに廃盤となっているDIY名機。本体はヤフオクやメルカリで手に入れることになると思うけど、替刃は今のところ新品がまだまだ買える。
手押しかんなはプレーナーの相棒で、反りやねじれがあったり、どこにも平面が出ていない材料に基準となる平面を出すための工具。幅は150mmが加工限界だけど、長さは本体を超過する場合でもある程度のねじれは取れるし、何度かかければ大体のものは実用レベルに仕上げられる。
基準平面が出たら、プレーナーで反対側を削るのが基本ルーティーンだけど、単純に丸ノコのカットラインを整えるのにも便利。
プレーナーと同じく、僕にとって不可欠なインフラ。
卓上グラインダー 京セラリョービ tg-61
7,599円(2021年3月)
卓上グラインダーは、かんなやノミなどの刃物のメンテナンスには必須の道具だ。
刃物を研ぐ時、いわゆる「丸研ぎ」になるのはDIYerの得意技で、自分もその一人。
でもむしろ、刃を少し立てる気持ちで丸研ぎすると研ぎ上がりが早い。ノミなんかめっちゃ鈍っても、10数秒でピンピンになる。
ただし、それを続けていると刃がどんどん鈍角になってくる。そんなとき、丸くなった面を凹ませて再び平面に戻すのに使う。他にも、裏だしといって刃を叩く作業をした後、裏が丸みを帯びるので、その面を凹ませるのにも使う。
使用頻度は少ないんだけど、ないと困る道具なので、とりあえず安いものでいいから持っておきたい。
手持ち電動工具
家具や小物を作る系のDIYでは、卓上ツールでほとんど完結することも可能だけど、場所がなくて手持ちの電動工具にとどまるDIYerも多いだろう。また、トリマーやルーターのような家具小物に必須のツールも手持ちで使うことが一般的だ。
さらに、ウッドデッキや小屋、インテリアをいじるような「現場系DIY」では、手持ち電動工具が主体となる。充電式工具が大活躍しており、バッテリ技術の進化により作業効率が大幅に向上している。
この分野では、マキタとハイコーキがしのぎを削る「マキコーキ宗教大戦争」の現場でもある。
インパクト マキタ 14.4V TD136D
30,208円14.4Vバッテリ2個セット(2014年3月)
原初のDIYツール、インパクトドライバー。
家具小物など木工系作業では使用頻度が低いので軽くて取り回しがいいものが便利。
インテリア改造とかウッドデッキ製作とか現場系作業では使用頻度は100倍になるのでパワフルなものが便利。
既に10年前の道具になってしまったけど、初めて買ったインパクトでミドルエンドと呼べるクラスだけど(写真手前)軽くて取り回しが良く、トリガーの触感も良く、今も現役で活躍している。
LEDライトが壊れてるけど、買って2日くらいで壊れた。サポートに連絡すれば取り替えてくれたかもしれない。
それまではコーナンオリジナルの4000円くらいの二カドバッテリ3.6Vドリルドライバーを持ってた。
もう一個18VのハイエンドTD171D(写真奥)をバッテリ2個付きで41,522円(2019年12月)で買ったんだけど正直バッテリ以外あまり使ってない。
すでに持ってるのになぜ買ったかもわからないけど、この時セットで買ったバッテリのせいで自分はマキタ18Vに囚われている。
ドリルドライバー DEWALT 18V
13,589円(99$+送料21.26$)18Vバッテリ2個セット(2021年12月)
メリケンツールとして皆様が憧れるのがこのDEWALTとかいうブランドだ。
なんていうかドリルドライバーが必要というよりもバッテリ(旧式)と袋が欲しくてAmazon.comで買っただけ。
買った時期からインフレが加速してるはずだけど今(2024年5月)も同じ99$だった。まあ購入当時はドル円113円なので1.33倍くらいになってるけど。
ドリルドライバーとインパクトの違いを語ったりもしたけど、正直インパクトだけでやっていけてたし、なくても生きていけるけど、穴あけの安定感があるのは確か。
トルク制御ができるのも便利。
そのそもこの手のツールは複数ビット扱う時に複数欲しくなるのは間違いない。
丸ノコ マキタ 18V HS631DZ
26,200円(2021年2月)
持っていない人には理想の道具だけど真っ直ぐ切るには案外コツがいる、それが丸ノコ。
昔はこれと手工具だけでいろんなものを作ったもんだ。
今の環境下ではデカい板を細かくして、テーブルソーやスラ丸に引き継ぐための先行役
初めて買ったのはリョービW-1900というクソでかいマルノコ
7,676円(2014年1月)
それがデカすぎると気づいてから当時日立工機のFC5MAを使ってた。
8,000円(2017年9月)
結局のところバッテリ式が便利なわけで、マキタのこれは多分ハイエンドだけどなにか特別に優れているわけでもなく、ちゃんと調整すればしっかり正確に切れるし、集塵も可能で、電子マルノコであるためキックバックが起きにくいという普通の優れた丸ノコで、もうこれしか使ってない。
欲を言えばもっと小さくて軽くて集塵機能に優れた125mmの防塵丸ノコが欲しいかなってところ。
ジョイントカッタ マキタ 18V PJ180DZ
26,400円(2019年12月)
使わん時は半年くらいつかわないビスケットジョイント専用機。
板接ぎ、箱物の製作、あれば便利なことは間違いない。というか必需品。
まだハイコーキからはでてこないんだよな
むかしにすごく気合い入れて買いた記事がある。
図解ビスケットジョイントのやり方 & マキタPJ180DZジョイントカッター 工具レビュー
ビスケットジョイントの出番が板接ぎだけと思ったら大きな間違いだ、もちろん板接ぎには絶大な力を発揮するが、ビスや釘を使わないDIYに挑戦したい ...
続きを見る
トリマー マキタ 18V RT50DZ
21,596円(2020年6月)
21,903円(2023年8月)
自分にとって最も重要なツール、トリマー。バッテリ式以外は考えられない。
おそらく初めてトリマーを使ったのは2018年くらいだと思うけど、最初はあまり興味や理解がなくてその可能性に気づいてなかった。
DIYとデザインの可能性と家具を作る喜びがここに詰まってる。
こいつは速度変更付き、プランジベースでルーター化でき、8mmまでのチャックが使え、充電式で取り回しが良いマキタハイエンド。
プランジベースは9,900円(2021年12月)
で買った。
こいつのために作ったジグは山ほどあって、一番狂ってる自慢のジグはこのドミノ加工機だ。
動画で見てほしい。
他にもトリマーの記事はめっちゃたくさん買いてあるから暇だったら見て。
【前編】トリマーとはなにか?【しくみ・使い方・安全策】DIY木工用電動工具
そもそもトリマーってなんだ?DIYに必要なのか?何ができる?そんな疑問に応えていきたい(テンプレ)。 トリマーというのは補助工具とも言えるし ...
続きを見る
プランジルーター ハイコーキ M12V2
36,732円(2020年6月)
12mm軸のビットを回すためだけに買ったと言っても過言ではない巨大なビーストルーター。
今はコードレスプランジルータのM3612DAが16,000円くらいで売ってる(最近買ったのでまたレビューする)ので存在価値は不明だけど、ルーターテーブルに仕込んでから本領を発揮。
手持ち加工はRT50DZに任せてこちらはテーブル加工でなくてはならない存在として活躍している。
バチクソ気合いの入ったルーターテーブル製作の記事見て。
【前編】ルーターテーブルをインサートプレートから自作する ハイコーキM12V2使用
とりあえずルーターテーブルを作ろうと思いたったはいいけど、考え始めたら盛り込みたい機能がたくさん出てきて、なんやかんやてんこ盛りのテーブルが ...
続きを見る
集塵機 京セラリョービ VC1100 VC1150
10,190円(2020年6月)
13,959円(2023年8月)
集塵機は作業場所の衛生上、まあいるよね。
ハイパワーの木工専用もあるけど高額だし、工具連結も掃除機としても使用できるこいつは抜群のコスパだ。というか京セラリョービはどれもコスパが良い。
両者は吸い込み仕事率160Wと280Wということで大きな差に見えるが、消費電力は1050Wと1150Wで、体感パワーに大した差はなかった。
でもまあ価格もそんな変わらんしパワーも一応高くて吸い込み口が少し高級なVC1150でよくない?って思ってる。
京セラリョービに共通する工具連結アダプタ情報もまとめてある。
【これだけ買え】リョービ集塵機 各社工具適合アダプタ総まとめ【マキタ・ハイコーキ】VCシリーズ VC1100,1200,1150,1250etc.
なんでこんなに分かりにくいのか、簡潔にまとめているところを探しても見当たらない。 ということでたぶん日本一わかりやすくまとめたので参考にして ...
続きを見る
ランダムサンダー マキタ18V BO180DZ
13,889円(2020年1月)
サンディングも電動工具が欲しい。
自分は手持ちのサンディングはこれ1つで完結していて、いわゆる仕上げサンダーとかベルトサンダーを必要としていない。
繊維の方向性を無視した研磨ができるので、こういうデンマークくさいツライチジョイントをよくする自分には相性が良い。
この機種は重心に優れ、ダブルアクションの研磨は上手く使えば研磨傷を限界まで消すことができるのであらゆるシーンで重宝している。
ただし、傷が目立つとかポンコツであるという意見も多いので「こうすればいいよ」みたいな動画を何回か出したけどよくわからん理論で反論されることがあるのでお口にチャックして記事を貼っておく。
ランダムサンダーとオービタルサンダーの違い、原理、選択、使い方
原理の違いを理解できれば合理的に選んでいけると思う。 まずこの記事を書くきっかけとなったランダムサンダの使い方のコツについて説明したい。 ラ ...
続きを見る
グラインダー リョービ
3,000円くらい
大学に金属加工室があって溶接にハマっていた。
その時溶接したとこの磨きに使ってたのがグラインダーで、教官の先生は「サンダー」って呼んでた。
ちなみに木工室もあったけど入ったこともない。当時は金属にしか興味がなかったんだから仕方がないね。
この道具は回転数が高くてとにかく怖い。切断に使う時はディスク砥石の回転面に自分の目がくるので激ヤバ、怪我の原因ナンバーワンだとも聞いたことがある。ゴーグルしてても怖い。
木工に使うシーンは限られるけど、木工研磨ディスクを使えば椅子の座面彫とか有機造形の整形にめっちゃ役立つしめっちゃ楽しい。
この加工は切断と比べて危険度は下がるけどゴーグルしてグローブ類は外したほうがいいと思う。
モノはというとマジでなんでもいいと思う。
ピンタッカ マキタ
30,600円(2022年7月)
これはまあ必須品とは言わないかも。
ピンネイルという細いクギを電動で打ち込んで材料を「仮止め」したりする道具で、ビスのような保持能力はない。
ボンドを併用する細かいジグ製作にはめっちゃ便利なので紹介記事も貼っておく。
DIYで存分に生かす。マキタ充電式ピンタッカPT353DZK
うまい、はやい、高い(30,000円ちょい)でお馴染みのマキタ充電式ピンタッカ PT353DZK。 これは細いピン釘(ピンネイル)をパスパス ...
続きを見る
電気かんな リョービ
もらいもの
名前がややこしい。
手押しかんなと自動かんな全くの別モンだから要注意。
名前の通り平面出しに使える道具だけど調整にコツがあって「かんなざかい」と呼ばれる段差を消すのは結構難しい。
というかあまり真剣に使ったことがなく、この前椅子を作る時に背もたれを削る時に初めて役に立ったと言って良い。
自分的には荒削りの道具だ。
合計金額と一覧表
卓上工具の合計は
¥389,242
手持ち工具の合計は
¥216,173
トータルで ¥605,415
なんか計算するたびに金額が違うんだけど、まあこのくらいあったら大概の電動工具は揃うと言うことで。
趣味としてはたいしたことないよな??優良企業の会社員ならボーナス一撃で倒せる金額だ。
そもそも工具なんてチマチマ買い揃えるもの、毎月2、3万って気持ちで買っていけば2年もあれば全部揃う、ちょろいぜ。
まあ手工具とか備品入れたら100万くらいはいくかな。まあ参考までに。