ここ数年で買った素晴らしき工具たちをランキング形式で発表して見たいと思う。
買ったものはルーターとかマルチとかインパクトとか他にも色々あるんだけど、DIY目線でお値段以上の活躍をした工具だけを扱っている。
なんとなく順位をつけるのもアレなので「使用頻度」と「非代替性」つまりお前がいないと困る度を5段階で評価して、合計ポイントをもとにランクづけした。
最初は手工具も入れてランキングにしてたんだけど、砥石とかも入って来てキリがなくなるので電動工具だけにした。
毎年末更新したいのでとりあえず2021年末時点の評価だ。
Contents
- 1 12位 M818 マキタ振動ドリル【5点】
- 2 11位 HL-6A リョービ小型手押カンナ【5点】
- 3 10位 PJ180DZ マキタジョイントカッタ【6点】
- 4 9位 BB-250Aタカギ 卓上ボール盤【6点】
- 5 8位 TBS-80 リョービ卓上バンドソー【6点】
- 6 7位 HS631D マキタ充電式丸ノコ【6点】
- 7 6位 TSS-192 リョービスライド丸鋸【6点】
- 8 5位 マキタ用18V互換バッテリ【6点】
- 9 4位 VC-1100 リョービ集塵機【7点】
- 10 3位 DS250 プロクソン ディスクサンダー【8点】
- 11 2位 BO180DZ マキタ充電式ランダムサンダ【8点】
- 12 1位 RT50DZ マキタ充電式トリマ【9点】
- 13 ぼくが考えたさいきょうの工具
- 14 動画解説
12位 M818 マキタ振動ドリル【5点】
コンクリどこでもビス留めマシン。
- 使用頻度 ☆・・・・
- 非代替性 ☆☆☆☆・
RCのマンションを持ってたり、テナントなんかに入居してる人に超絶おすすめできる必須ツール。
一般にあまり知られていない気がするけど、コンクリの壁は振動ドリルで下穴を開けてプラグ不要の「コンクリートビス」を使うことで、どこでも好きなところにビス留めできる。
ウチの事務所は壁がコンクリだけどこの辺の棚なんか全部コンクリビスで留めている。

コンクリートブロックでもモルタルでも劣化して無ければそこそこ留まる(大きな声ではいえないけど普通のコースレッドでも留まる)
プロの工事としては(表向き)NGだし、まったく責任は持たないけど、DIYならばよほどの重量物でない限りアンカー不要。
コードレスの方が便利に決まってるけど滅多に使わないので全然OKだ。
下穴のサイズはビスのパッケージに書いてる物を使えばよいけど、とりあえず組み合わせで載せておく。
コンクリート用のきり(ドリル)は鉄筋に当たるとすぐにダメになるので消耗品と考えよう。
あとマキタと言っても安もんだし、太いアンカーの穴は無理だと思う。
11位 HL-6A リョービ小型手押カンナ【5点】
プレーナー(自動カンナ)の相棒。
- 使用頻度 ☆・・・・
- 非代替性 ☆☆☆☆・
手押しカンナとしては小さい、しかし僕には十分。程度の良さそうな物をヤフオクで買った。
役回りとしては材料の平面を出す最初の1工程を担う。
プレーナーは厚みを一定に揃えてくれるんだけど、ねじれや反りは取れないため、板材なら少なくとも1面を平面に、角材なら隣り合う2面を直角に加工する必要がある。
手押しカンナは材料のへっこんだ側を下にして何度か通すことでその面を平面にする。平面が出たらそこを基準にしてプレーナーに通す。
見ての通りテーブルの長さが平面性を出す限界値に比例するので、700mmちょっとしか無いこいつは長いものには力不足だけど、1.5mとかの材でもほとんどねじれは取れる。
僕のDIY木工的には十分、というかでかいやつ置けないし。
もともとこいつが無かった時は手持ちの電気カンナなんかでソリを取っていた。
それを一瞬で精度良くやってくれるんだからお前がいなくなったら本当に困る。
僕は主に家具に使う広葉樹の荒材に使ってるけど、そんなのは材木屋さんからしか手に入らないので、DIYなら基本的に広葉樹の仕入れはマルトクショップとかでやるのがベストだと思う。
ちなみに手押しかんなはプレーナーとセットで持っていないとあまり意味ないで。
長さをカバーしてくれる補助ローラーってのがあるけど、どれほど精度を担ってくれるのかは不明。
10位 PJ180DZ マキタジョイントカッタ【6点】
板接ぎの味方、脱ビスDIY。
- 使用頻度 ☆☆・・・
- 非代替性 ☆☆☆☆・
「板接ぎに使う」のが一番ベーシックだと思うけど、Twitterなんか見てるとDIYer諸氏は箱モノの組み立てに最大限に生かしてるように思える。
僕なんかも椅子の座面掘りにも使ったり、額縁のカンザシなんかにも使ったこともあり、工夫次第で汎用性は高い。
ポイントは複数の材料に高さを揃えて正確にビスケット穴を穿つことができる点、深さを自在に調整できる点。
ちょっと古い記事だけど結構マニアックに解説しているものがあるのでよければ参考に↓
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図解ビスケットジョイントのやり方 & マキタPJ180DZジョイントカッター 工具レビュー
ビスケットジョイントの出番が板接ぎだけと思ったら大きな間違いだ、もちろん板接ぎには絶大な力を発揮するが、ビスや釘を使わないDIYに挑戦したい ...
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この工具に関してはバッテリ式にする利点があまり無い。でもコード式より安い。それだけ。
国内主要メーカーは今のところマキタ以外作っていない様子。
コード式ならTritonなんかもオーストリアの信頼のおけるメーカーであり、しかも安い。(ダボジョインタが有名)
国内ではタカギが流通を担っている様子。
9位 BB-250Aタカギ 卓上ボール盤【6点】
枯れた技術の必要十分品
- 使用頻度 ☆☆・・・
- 非代替性 ☆☆☆☆・
紀元前から存在したのではないかと思える工具。
卓上モデルならどれを買っても大差ないやろと思って購入した、当時最安値のボール盤(失礼)
一部樹脂パーツが割れてたりしたけど、連絡したら即交換してくれたので自分的にオールオッケー。
どんなに優れた手持ちドリルで穴を開けるよりも間違いなく精度は高い。
軸ブレなんかもなく狙ったところに狙った通りに穴が開く。
まあ直角精度を究極に求める人はそもそも買わないだろう。
自分には必要十分であり、無かったらマジで困る。
持ってるのはBB-250だけどワンランク上の300が同じ値段だったからそっちを載せておく。
8位 TBS-80 リョービ卓上バンドソー【6点】
曲線加工の主役。
- 使用頻度 ☆☆・・・
- 非代替性 ☆☆☆☆・
バンドソーは分厚くて硬い材料も安定してカットできる工具。
ただ大型のものと小型のもので役回りが大きく違うんじゃないか。
デカいモノは木材の挽き割り、製材なんかが主目的になってるけど、このDIYサイズは挽き割りなんて考えず、曲線切りに使うのがベストだと思ってる。
ドリフトフリー化して、直線に挽き割ったりもできなくもないけど。
というわけで代替品といえばジグソーになると思う。糸鋸盤なんかはもっと精密な加工をじわじわやるモノだからちょっと違う。
構造上、刃が一方向に進み続けるのでジグソーより早く、安定したカットができる。
僕はトリマによる倣い加工前の荒加工として20-30mm程度の堅木を曲線加工するのによく使うし、プロも同じような用途で使ってるのを動画でよく見かける。(プロ用のデカいやつだけど)
荒加工だけじゃなくて、切り文字なんかも結構綺麗に切れたりする。
そもそもこいつは他メーカと比較してやたらスペックが高く、やたら価格が安い。つまり圧倒的にコスパが高い。
詳しい比較はレビュー記事にて↓
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リョービ 卓上バンドソーTBS-80【レビュー&評価】他DIYモデルとの比較
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7位 HS631D マキタ充電式丸ノコ【6点】
現場の主役。
- 使用頻度 ☆☆☆☆・
- 非代替性 ☆☆・・・
現場でインパクトの次にユーザーが多い工具じゃないかな。
使用頻度がとにかく高く、コード切断事故が一番起きやすいためコードレス化の恩恵がとにかく高い。
僕は現場で使うことはほとんどないけど、それでもコードレス以外考えられない。
選択肢が多い工具だけどマキタ18Vを使ってる人なら165mmのこれで間違い無いと思う。
競争の激しい工具なだけにモノの完成度は極めて高い。
ただし集塵性能を気にするなら125mmになるけどこいつがいいと思う。
6位 TSS-192 リョービスライド丸鋸【6点】
DIYユーザーと真摯に向き合った良品。
- 使用頻度 ☆☆☆・・
- 非代替性 ☆☆☆・・
こいつの競合はマキタとハイコーキのDIYモデルになるんだけどコンセプトが大きく異なる。
両者はDIYモデルと言いつつも、プロの仕事にも十分対応した機能を持っている。
しかしこいつは床貼りに欠かせない1尺切り(303mm)を捨て、レーザーを搭載してきた現代っ子。設計も新しい。かつ両者より安い。
これはDIY需要に向き合った結果だと思っている。
ただ相場価格が変わってきてるようで逆転してたりもするけど、それはあなたがこの記事を見た時期によるからしゃあない。
結構長いこと使ってて感じたのはレーザーってめちゃくちゃ便利だってこと。
詳細な比較記事を書いてるので見てもらえると良い。
ただ書いた時点ではレーザーの有用性をあまり感じられていなかったのでそこは留意。
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5位 マキタ用18V互換バッテリ【6点】
一抹の不安と引き換えに得られる多幸感。
- 使用頻度 ☆☆☆☆☆
- 非代替性 ☆・・・・

こいつはヤバいぜ、マキタが18Vと40Vmaxを切り離したのは特許のせいではなくこいつが原因だという噂も聞いたことがある。
大好きなマキタさんが苦しむとわかって手を染めてしまったこの罪は拭えない、でも抜け出せないこの多幸感、それがこの危険バッテリー。
爆発しても知らんぞ。
僕が持ってるやつもPSEマークが不正で出どころが不明。
主流の急速充電には対応してないものがほとんどなので、いつもの純正の充電器に刺すのはすこぶる危険。
爆発しても知らんぞ。
実際日本で爆発して作業場が全焼した人の動画もあった。
爆発しても知らんぞ。
買うこと自体が危険、それがこの危険バッテリー。
4位 VC-1100 リョービ集塵機【7点】
VC-1150買えばよかった。
- 使用頻度 ☆☆☆・・
- 非代替性 ☆☆☆☆・
VC-1150買えばよかった。これは4000円をケチった後悔の弁。
VC-1100も十分使える、でも1150の方が圧倒的にパワーが高い。
集塵機は絶対必要になると思うけど、リョービの集塵機は工具の集塵、普通の掃除機と兼用しやすいので非常にDIY向きだと思う。
どちらも国内主要メーカー品と比較すると抜群のコスパなのでとてもお勧めできる。特にVC-1150。
木工では粉塵フィルタなど最初に買う必要があるので下の記事参照。アダプタについても解説している。
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3位 DS250 プロクソン ディスクサンダー【8点】
精度の番人。微調整の達人。
- 使用頻度 ☆☆☆・・
- 非代替性 ☆☆☆☆☆
このやたらと高い、ただの大きめのディスクサンダー。
しかしとって変わるものが存在しない。
いわゆるベルトディスクサンダーのディスク部分とは精度が違う。
鉄板に直張りのサンディング面は当てた材料をパーフェクトな平面にしてくれる。
回転速度は変更できるものの大きな削りには全く向かない精密加工専用機。
やる気になれば二軸傾斜による激ムズ加工もできる。
普段の用途はバンドソーで荒カットした円盤を綺麗な円盤にしたり、留め継ぎの木口の平面を出したり、小さいものを面取りしたり。
まあ人によると思うんだけど、個人的にこいつを代替できるものが全く見当たらない。
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2位 BO180DZマキタ充電式ランダムサンダ【8点】
汎用性の高いルンバ。
- 使用頻度 ☆☆☆☆・
- 非代替性 ☆☆☆☆・
こいつを買ったおかげでオービタルサンダを全く使わなくなった。
というのは僕の個人的見解だけど、手では研磨できない木目が交わる接合部、オービタルの研磨傷が染色で浮かび上がってどうしようもなかった時、それを解消してくれたのはこのBO180DZなのでとても愛着がある。
病気に苦しんでたけど効く薬がやっと見つかったみたいな感じ。
こいつは研磨傷が出にくい。
それだけじゃなくランダムサンダーというのは構造的に研磨力が強い。
合板のスタンプやナイフマークをこそぎ取るようなパワープレーを決めたと思ったら、速度を落として平面性を保った仕上げ研磨まで、ユーティリティーにこなすことができる。
成り立ちや機構から見てもこいつこそが手持ちサンダーの現在系だと考えている。
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1位 RT50DZ マキタ充電式トリマ【9点】
DIY Disruptive Inovation TOOL。
- 使用頻度 ☆☆☆☆☆
- 非代替性 ☆☆☆・・
- 愛情ボーナス ☆
国内初のバッテリ式トリマ。
こいつを買うちょっと前、木工家をやってる友達の新居に遊びに行く機会があって、ここぞとばかりに置いてある家具を舐め回した(比喩表現)。
どうやって作ってるかわからないものもたくさんあったんだけど、あらゆるディテールにトリマが使われていること、想像もしなかった使い方が溢れていることを知った。
そんな時に手に入れたのがこいつで、トリマというシンプルな電動工具の可能性を模索する最高のパートナーとなった。
僕は間違いなく丸ノコよりトリマの方が使用頻度が高いので、バッテリ式の機動力の恩恵は計り知れない、コード付きはありえない。
逆さまにおける、スパナ一本でビット交換ができる、その時点ですでに他の機種と一線を画す差があり、プランジベースと組み合わせることでルーターも使わなくなってしまった。
そして18Vのパワーはメーカー発表値でAC機を超えているのでおそらくそれ以上を望む必要はないはず。
でもハイコーキから36Vタイプが登場した。
それだけではなくブレーキングや操作性でも確実に上回ってきたし、マキタのプランジベースにもハマりに来た。
ひいき目に見てもRT50DZに勝ち目はないように思う。
マキタも36VのRT001Gを出したけど、本体形状が18Vと同じなので操作性で敵わないと思われる。
とはいえマキタ18Vのバッテリを持っているならば、なに不自由なく使える最高の機種であることは間違い無いので強くお勧めしたい。
でもまあハイコーキM3608のリンクも貼っておくとするか。
ぼくが考えたさいきょうの工具
常に更新を目標に工具の選択基準や違いなどの情報をまとめてあるからよかったら見てね↓
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【まとめ】DIY電動工具の選び方徹底解説&おすすめ品・マキタ・ハイコーキ・リョービetc.
木工DIYにハマったなら道具を増やすことに執心すべきだと思う。 有史以来、新しいモノの前には新しい道具があった。DIYにおいても新しい道具に ...
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動画解説
実際の動きなんかはこちらを参考に。