電動工具が増えれば木くず乱舞もシャレにならなくなるので集塵機が欲しくなる。
と言うわけで吸えたらなんでもいいやと思って昔10,000円以下で買ったVC-1100についてレビューしていきたい。
結論はタイトル通り5,000円高いVC-1150買えばよかったってことなんだけど、VC-1100が使えない子だというわけではない。
道具の良し悪しを決めるのは人の環境。まずはその能力を知って考えよう。両者の比較を交えながら紹介していく。
Contents
VC-1100の特徴
たかが掃除機だから吸えばいいという考えは過ち。VC1100の特徴は下記の通り。
- そこそこの吸込仕事率160W
- 十分な容量15L
- 乾湿両用で水もOKだが使わない
- ちゃちいが十分な掃除機パーツが付属
- パワーの調整不可
- 木工粉塵には別売りのフィルターが必要
- アダプターがわかりにくい(別記事で攻略)
- かわいい外観
特筆すべきは全体性能がボチボチすぎて特筆すべきことがないこと。
ボチボチの性能とは手持ちのマキタ18V掃除機を圧倒するパワーと容量、そして工具接続時のボチボチの集塵性だ。
問題がないように思えるが、この1.75倍のパワーが5,000円で手に入るならそちらを選択すればよかったと言う話。
アダプタがわかりにくい問題については別記事で徹底攻略してる。
VC-1100とVC-1150のスペック比較
そもそもリョービのVCシリーズは工具集塵と普通掃除機への切り替えが付属ホースを使う以上めっちゃ単純なので便利。
VC-1100とVC-1150のスペックを比較してみよう
| VC-1100 | VC-1150 | |
| 風量 | 2.5m3/min | 3m3/min |
| 真空度 | 16kPa | 25kPa |
| 吸込仕事率 | 160W | 280W |
| 集じん容量 | 乾燥15L・液体12L | 乾燥15L・液体12L |
| 電源 | 単相100V | 単相100V |
| 電流 | 11A | 12A |
| 消費電力 | 1,050W | 1,150W |
| 電源コード | 2.5m | 5m |
| 質量 | 5.5kg | 6.5kg |
| サイズ | 幅350×奥行345×高さ435mm | 幅350×奥行345×高さ435mm |
付属品
- ホース(VC-1100はφ32×1.8m)(VC-1150はφ38×1.8m)
- 乾式用カートリッジフィルタ(本体取付)
- フィルタロック(本体取付)
- 湿式用スポンジフィルタ
- ホース接続ハンドル ・床ブラシ
- 延長管
- スキマノズル
- キャスタ
スペック表の明確な違いはパワーくらい、そしてそれが全て。
18Vと36Vのインパクトパワーの違いがDIYerに必要だろうか、いやない。
集塵機のパワーは?お掃除をする全人類に間違いなく必要。
他に違う部分としてホースのサイズがあるが径が太い分だけ吸込仕事率も上がっている。接続部の形状は同じなのでアダプタなどの変更はない。
コンセントの長さは掃除機として使うときにかなり重要だと思う、現状2.5mだと多少ストレスがある。
これも5.0mになるなら全お掃除人類にとって歓迎すべきこと。
工具の集じんには粉塵用フィルタが必須
知らずに使ってる人も多いみたいだけど、一般的な集塵機のフィルターは木粉やコンクリートの粉などの粒度の細かいものを吸うためのフィルターを標準装備していないので、別売りの「粉塵用フィルター」を装着しないと、モーターが粉塵まみれになって早期の故障の原因になってしまうらしい。
めやすとしては
- 乾湿両用となっているものは粉塵に対応してしない
- 乾式専用となっているものは粉塵に対応している
下はハイコーキの集塵機のスペック表の一部だけど明確な表記の違いがある。

とはいえどのメーカーも注意喚起を行なっている様子はない。(たぶん)
ちなみにリョービの集塵機はハイエンドの工具連動機能がついたものまで全て乾湿両用機なので装着は必須。
VC-1100〜1250まで末尾にアルファベットがつかないものは、一括して下のフィルターを装着すればよい。
下の袋状になったものでもいいけど容量が8Lに制限されるので少し勿体無い。僕は最初こっちを使っていた。
形状と使い勝手


色は違うけど本体の形は同じ。
違うのはホースから先の掃除機パーツのクオリティだ。
VC1100の方は吸い込み口のブラシがついてる部分の固定の爪が粉砕してしまった。

ビスで固定してて特に問題ないんだけどVC-1150はこの辺のクオリティが高い。別売りでVC-1100につけることもできる。

だからと言って吸込みに差が出るような気はしないけどね。むしろ口が小さい気もする。
収納パターンはこんな感じ。




掃除機のパーツは分割できてそれぞれ差し込んで本体に取り付けられるけど、普段は分割せずに差し込んでいる(写真一番下)
この辺の使い勝手は特に優れているわけでも劣っているわけでもないと思う。
2つのロック爪をパチンと解除し、蓋を開けるとこんな感じ。


上部を取り外せば下はただのバケツで、ここに溜まったゴミをポイすれば良い。
粉塵を扱う場合は別売りのフィルターを買う必要がある。専用項目で詳しく書くけどバッグタイプはこんな感じで取り付ける。

こいつを使えばフィルタを掃除する手間がなく、ゴミ捨ても楽だけど容量が15Lから8Lに減ってしまうのがネック。
被せるタイプのフィルターもあってそっちの方が集塵容量を確保できる。
僕は使ったことないけどフィルタを交換すれば水も吸える。


写真は水抜きの排水ドレン穴。
水を吸うためのフィルタは標準で付属しているんだけど、僕が買ったときには付属してなかった気がする。変わったのか?
吸込仕事率のめやす
パッとイメージできないこの指標だけどVC-1100の160Wとはどれくらいなのか。
マキタの18Vの充電式クリーナの一番強いやつが60W、18V2本挿しの充電式集塵機が105Wなのでやはり遥かに強力なことがわかる。
ただしコンセント挿しのAC機となると、ハイコーキもマキタもハイエンド品は220W〜300Wあたりとなるので、この辺を見てしまうと160Wはやはり大したことない。
しかしこれらはどれも30,000円以上する高級品なので、15,000円以下で280Wというハイエンド級のパワーが買えるVC-1150はやはりお得としか言いようがない。
集じん能力が求められる工具
普段使いで吸い残しが目立つ工具は以下の通り。
- 丸ノコ(集塵カバーなし)
- トリマー・ルーター
- ミニテーブルソー
どれも激しい回転を伴う切削工具で木屑を撒き散らす連中なので、特に集じんして欲しいところだ。悔しい。
かといって接続するのとしないのとでは天と地の差なのは確か、しかし280Wだったらもっと綺麗に作業できると思うと口惜しい。
逆に吸込みが十分だと感じられる工具はこんな感じ。
- ミニ手押しカンナ
- 電気カンナ
- ランダムサンダー
- ディスクサンダー
- バンドソー
手押しカンナなんかはもともと集じん口からしか切り屑が出ないので当たり前とも言える。
一番パワーが気になるのは掃除機として使っている時
実際のところ上にあげた工具の集じん不足に困っていると言うほどではない。
ストレスに感じるのは普通に掃除してる時だったりする。
結局集塵せずに切屑飛ばしたりもするので掃除機としてバリバリ使うんだけど、床がコンクリだったりアスファルトだったりするので、イマイチ吸いきれなかったり鉋くずみたいなかさばるものがすぐ詰まる。
もう一息パワーがあればと思うことはこの瞬間に多い。
【重要】ホースの交換や延長は太さに注意
ホースはVC-1100も1150も1.8mが付属している。
ホースの内径はモーターのパワーによって適正値が決まっていて、細くなるほど吸込仕事率(吸引する体積)は低下するが、細くなれば管内の速度は早くなるとも言える。
リョービ用もかなり種類があってややこしいので、VC-1100と1150に関連するものだけまとめておく。アルファベットは本体付属の「集塵機と電動工具の接続方法」に準拠する。
A.名称:ホース(灰色 本体接続タイプ)
- 内径φ28-1.8m 使わない
- 内径φ32-1.8m VC1100標準搭載
- 内径φ38-1.8m VC1150標準搭載
- 内径φ38-2.5m 微妙
- 内径φ38-5m おすすめ
B.名称:集じんホース(黒色 本体接続タイプ)
- 内径φ28-5m ややおすすめ(工具集塵の基本径)
C.名称:伸縮ホース
- 0.5m〜2.2m 微妙
D.E.名称:集じんホース(アダプタ接続タイプ)
- 内径φ19-2.5m 細すぎるのでいらない、接続口の違いで複数種類ある
選択するならばAのφ38mmかBのφ28mmの2択
両者は接続部の形状も異なる。
Aを選ぶ利点
- 掃除機としても使える(超重要)
- 適当なホースを買って安く延長できる
- なぜかBより多くの工具を接続できる
Bを選ぶ利点
- 接続口径が違うのでアダプタが少なくて済む(いっても1,000円分くらい)
- 軽くて取り回しが良い(どうかな)
僕は頻繁に掃除機として使いたいのでAで使ってる。(個人的には一択)
ホースの延長をどうやったかと言うと下のような感じだ。

実はこれ5mホースを買ったつもりが間違えて同じ1.8mを買ってしまったのでこうなった。
ジョイントパーツもあると思うけど、接続部の重量が上がるのも嫌なのでこうしたけど、まあ問題なく使えてる。
なので汎用のホースが数百円で売ってるのでそれで延長してもいいんじゃないかな。
【重要】集塵アダプタの選択
尋常ではないくらいにわかりにくい集塵アダプタ。
これについては別記事で日本一わかりやすく網羅してるので参考にして欲しい。
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