郊外に建つ、築40年超の元シイタケのパック詰め工場。
歴史の詰まったこの空き家を、アトリエ付きシェアハウスに改造してやろうという計画。
建物からして、めちゃくちゃファンタジックでクレイジーで楽しいんだ。
だからぜひ見て欲しい。
ちなみに入居者はみんな26才。
僕は36才なのでほぼ同級生だ。あーよかった。
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外観-思った以上にやばそう、だけど楽しそう!
40年のキャリアに相応しい、「味」のある風貌だと、そう思わないか?
ボロいだけって言ったやつ出てこいよ。
正面

正面からは2階建に見えるが、実は下にもう一階隠れている。
傾斜地なので実は1階に見える部分が2階だ。
昨年の台風で、シャッターボックスをもぎ取られたガレージは、なんとも言えないヴィンテージ感を醸し出している。

居住スペースは一番上の3Fになる。ルーフバルコニーとかめっちゃ楽しそうだろ?
その隣はリビングダイニング、めっちゃ楽しそうだろ?(復唱)
裏面

裏面から見れば全貌が見えてくる。イメージは正面とさほど変わらない。
建築関係の諸兄は、1階がRC(鉄筋コンクリート造)だと気づいたかもしれない。

構造を図解したものが上の写真になる。
RCの上に木造ってのは結構あるらしいね、にしても左のはなんだ?
鉄骨造というのは、ガレージだ、そこまではわかるな?
その屋根はルーフバルコニーだ、それもわかる。
その上に木造の小屋を載せちゃいました(笑)
何わろとんねん。
バルコニーの小屋なので言ってみればグランピングみたいなもんだ。
そしてそこでグランピング生活をする権利を得たのは僕だ。
やったぜ。
トイレには屋外を通って行く。
キャンプ場としては当然だし、近いからいいポジションだ。
おうちキャンプの完成形を目指せる。
1階
鉄筋コンクリート造の1階には巨大なシイタケの保管庫と、備品の倉庫っぽい場所が1部屋。
というわけで2部屋ある。

裏側から敷地に入った外部には、シイタケを運搬していたと思われるリフトがある。
ちなみに階段は老朽化のため、天国への階段にもなりえる。
(ヤバいすべった)


このベニヤに囲まれた、窓ひとつない異様な空間は、まるでシイタケを奉る神殿のようだ。

僕が参加する前に、すのこをベニヤ床にする工事が行われていた。



晴れて床壁天井、全てラワンベニヤになった。色んな意味でインパクトのすごい部屋だ。
僕が来た時はこの状態だった。

2階
シャッターをもぎ取られたガレージがあるのが2階だ。
メインエントランスのため、小さな応接室のようなものもあるが、一番広いところはパック詰め作業場だった広間。


ここはパック詰め作業が行われていた場所。
パートさんたちの、汗と涙と、しいたけがの組織片が、この空間には刻まれている。
当時の光景が目に浮かぶようだ。
ここはアトリエとして活用される予定。
3階
ここが居住者たちの生活空間となりうる場所だ。
もともとこの、シイタケ倉庫もとい工場もとい問屋を経営していたオーナー家族が住んでいたようだ。
ただし、状態はなかなか悪い。

中央の共有スペースは要するに、リビングダイニング。
ここが一番大事、気合を入れて作りたいよな。
バルコニーの上に置いてある小屋が、僕のグランピングテントだ。
その他、浴室、トイレと一通りの水回りが揃う



ここが我がバルコニーの小屋。
屋根さえあれば生きていけるからなと思った矢先、屋根に大問題が発覚する。
まとめ
当時の建物としては、決して悪くはなかったのかもしれない。
しかし、定期的な修繕などは行われていなかったようで、同年代の建物よりも劣化は激しく見える。
シャレにならない問題もそこそこあるんだけど、それも含めて楽しめればいいのだろう。
海外ドラマを見る限り、シェアハウスってそんな感じだ。(私おっさんだけどね。)
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