電動工具 使い方

ドリルやインパクトに便利で役立つサポートツールいろいろ 【知っておきたいDIY用品】

2022年4月9日

インパクトやドリルドライバーの先端は主に穴を開けるための「キリ」やネジを締め込む「プラスビット」が主に使われると思うけど、今回はそれらをもっと使いやすくするためのサポートツールを紹介する。

必要に駆られて買ったものもあるし、ホームセンターで見つけてなんとなく買ってみたら結構便利だったものなどいろいろ。

とりあえず知っておけば選択肢を広げるためのストックにはなると思う。

ビスキャッチ・マグキャッチ

いろんな名前があるけど、だいたいその名の通り、ビットの先につけてマグネットパワーを与えることでとりあえずビスが落ちなくなる。

ビスを打とうとするたびポロポロ落として怒髪天を衝いちゃう人は、使えば優しさに包まれると思う。

ドライバービットはもともと磁力のあるものが多いけど、長く使うとビスに磁力を持っていかれて弱くなるし、安物の付属ビットなどはそもそもビスがくっつかないものもある。

これを装着してどれくらいの磁力が得られるのかというと、14.4Vのインパクトで全速力で回しても落ちないくらいにはなる。

さらにビスを箱から取る際に、インパクトごと突っ込んでこんな感じで取り出したりもできるので何かと便利。

というかこの動作はルーティーンになる。

このビスキャッチは色々な種類があって、ざっくり分類してみると2種類に分けることができると思う。

先端ホールドタイプ

このタイプはビットの先に装着する。

ビスを物理的にもホールドしつつ、ビスが奥まで入って行きすぎない「ビスストップ」的な機能を持っているものが多い。

ただこの「ビスストップ」能力については、力をかけると結局ずれて深く入ってしまうこともあるので、それを期待するならその辺を強めにアピールしてるものがいいと思う。

また磁石の効かないステンレス製のビス(SUS304系)に対応した引っ掛けタイプもある。でもSUS410系のものを選べば普通に磁石にくっつくし、あまり使わないし個人的に問題になったことはない。

その形ゆえに、先端スリムタイプのビットには装着できないのが基本。

中央がスリムになったトーションビットなどには問題なく使える。

使う人によっては、先が太ってなんだか使いにくいと感じたりするかもしれないけど、僕はこっちの方がビスを素早くセットしやすいと思う。

基本的に先細ビットでなければどのメーカーのものでも付くので問題ないが一応自分がメインで使ってるものを貼っておく。

せっこうボード貼りなどで、材料に傷をつけず一定の深さで止める為のものもあり、杉などの柔らかい材料とかだったら全部これでもいいかもしれない。

磁力を移すタイプ

こちらはビットの中腹あたりに取り付けてビット本体に磁力を移すタイプ。

なので磁力を抜く動作をせずにそのまま外せばそこそこ磁気が残るので、磁力が弱まったビットの再生にも使えると言える。

まあそれにはマグネタイザーという専用グッズが数百円であるし、ただの磁石でも可能。もちろん装着した状態の方が磁力は強い。

こちらのいいところは、先端がフリーなので他のアタッチメントの取り付けも邪魔しないところ、あと使用感覚にも影響が少ない。

自分が使ってるものはホームセンターで買ったものだけど、同じくらいの値段で下のようなビットの太さの変化に対応してるものがあるのでそっちの方がいいと思う。

ただし、ビスをセットしようとするとき、なんだかんだでビット先端よりもコイツ本体の方に寄せられるので、短いビットを愛用してる自分としてはあまり好きじゃない。

先端だけに磁力が集中する先端ホールドタイプの方が、セットもしやすく安定性も高いので扱いやすいと感じている。

フレキシブルシャフト+L型アングルドライバー

誰かあれ持ってへんか!の「あれ」がこいつ。

これがなかったらどうにもならないという機会には幾度も遭遇すると思うので、買って後悔することはないと思う。

見ての通りフレキシブルに動くのでいろんな「あとちょいで入るのに」というポイントに手が届く。

L型のアングルドライバーと組み合わせて持つのがベスト。

自分はフレキシブルシャフトしか持ってないけど主にこんなところでよく使う。

入り組んだところのネジ。

キワのビス留め。


単純にビットの延長としても使うことができるし、ちょっとだけ角度が合わない時とかにも出番が多い。

写真で使ってるのはアネックスの高いやつ。

というのもフレキシブルシャフトは構造上、柔らかいもので回転力を伝達する必要があるため、内部にワイヤーを束ねたものが使われていることが多く、どうしてもトルクが逃げる。

さらに過負荷がかかれば当然切れてしまうため、20N·m程度のトルク制限があるものが多い。

対してインパクトの最大トルクは140N·mとか180N·mとか軽く超えてくる。

なので少なくとも剛性の高いものをチョイスしたかったので、Amazonの格安品に手を出したい気持ちをグッとこらえてこいつを買った。

ケチって150mmタイプを買ったけど、なにぶん短いので90度曲げるとちょっと怖い。

まあ役に立ってくれているが、平民なら300mmくらいのものを持っておいた方がいいと思う。

一体タイプでも良ければ、限界45N·mと称するアマゾンでやたら評価の高いこの辺がいいと思う。

高いけど対応できないところはほとんどなくなるだろう。

ダブルビットジョイント

下穴、ネジ締め高速脱着のサポートツール。

効率アップツールなので、なくてもさほど困らないけど、いざという時の奥の手にもなる。

主な用途は下穴あけとネジ締めの効率アップ。


このようにダブルビットジョイントを使用し先端に下穴用のキリを装着する。

穴を開けたらワンタッチで外せる。

外せばプラスドライバービットなのでそのままネジ締め。

この繰り返しを高速で行うことができるのが最大の特徴。


ちなみにクイックチャックが3つ重なることになるので回転は当然ブレブレになる。

でも先端を当てて回す以上、それが問題になることはないし、美観を求める正確な穴あけであえてこれを使う理由はない。

せっかくのスピードアップツールに「軸ブレがひどい」とかいうイチャモンをつけるのは禁止されている。

選択の注意点

選択の注意点だけど、ダブルビットジョイントのポイントは装着部の機構にある。

こちらはSK11のもの。

差し込む時はそのまま押し込めば良いクイックチャックではあるが、抜くときには写真のように軸を押さえつつスリーブ(赤い部分)を後退させなければならない。

下のタカギのものは、完全に親指と人差し指の2本で引っ張るだけで脱着でき、軸を押さえる動作が必要ない。

これはスターエムのセンター一発と同じ機構なので、知ってる人ならわかりやすいと思う、

伝わるかどうかわからないけどこの違いはかなり大きい。

この機能が備わっているのは知る限り僕が使ってるタカギと、もう少しコスパがいいのが下のもの。

他にもダブルビットジョイントは、長いビットが必要!といったときに単純にビットを繋ぐ延長部材としても使える。

そういった意味ではいざという時の奥の手として汎用性が高い。

それ用にはまさに「奥の手」という商標の専用商品も出ている。

ただし、このあたりの商品はどれも基本的にトルク制限があるので「インパクトの衝撃を加えないでください」との注意書きがあるものが多い。


まあ、一人のユーザーの体験談を書いておくと、18Vのインパクトでバリバリ言わせながらビス留めをしてても別に壊れたりはしてしない。

ただ、大きなボルトをオーバートルクで締めまくってると簡単にオシャカになると予想できるので、基本的には下穴あけなんかに使うのがいいと思う。


高トルク作業を行うなら、ビット大手の兼古製作所のアネックスから高剛性タイプが出ている。

ただし脱着方式はSK11と同じ方式で、具体的なトルクの記載はない。

でも強靭って書いてあるしそう簡単には壊れないんじゃないかな。知らんけど。

六角タイプのビット・ソケット

これはサポートツールというか只のビットだけど、みてわかる通りこれらは六角のボルトや穴なんかを回せる。

格安品でいいからとりあえずセットで買っておきたい。この類は持っているか持っていないかが重要だと思う。

大昔に買ったドリルドライバーセットを無くしてから、これを買うまで結構時間がかかった。

なんでとっとと買わなかったのか自分を問い詰めたい。


六角レンチビットの方は主に大量の鬼目ナットを仕込むときに使うことが多い。

ほぼワンサイズしか使わない。

とは言え、セットで買わなかったら後悔する瞬間が訪れるは明らかなので、間違ってはいないはず。

ただ小さいサイズになると比較的頭をナメやすいのでその辺は注意。インパクトなんかで無茶に回すのは良くない。

ソケット型の方は言うまでもなくあらゆるシーンで使う。

バイクや車をいじる人は特に使うと思う。

僕は一応トルクスネジのやつも持ってる。

ドリルチャック

インパクトドライバー用のドリルチャック。

丸軸のキリなんかも、これを使えば六角軸専用のインパクトで使用することができる。

インパクトしか持ってないのに、間違えて丸軸のキリをたくさん買っちゃった人には役に立つ。

でも普段からインパクトとドリルを使い分けてる人には無用の長物かな。

僕が使ってるのは古いのでキータイプだけど、キーレスタイプが同価である以上、それを選ばない理由はない。

高いものを買う理由も特に思い浮かばない。

他のあったら便利ツール

シリーズ的に各種便利ツールをまとめてあるのでよかったら見て欲しい。

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