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マキタトリマのプランジベースはハイコーキにも使えて便利【ルーター化】

2021年12月16日

このベースはマキタRT50DZもハイコーキM3608もどっちも完璧に対応している。

マキタの開発チームが自社製品の品質向上を目指して開発したはずのアタッチメントが、宿敵ハイコーキに養分としてチューチューされるなんてこの世界はなんて美しんだろう。(ユーザー目線)

ハイコーキのトリマが自分からハマりにきたおかげで販売台数は伸びただろうし、2社はWinWinの仲良しやね。うらやましい。

あと執筆時点では未発売だけどRT002Gというマキタ40VMAXのプランジベースを標準装備したものも発表されている。

このプランジベース、取り回し性能が非常に高いので、他のデカすぎるルーターなんかと比較しながら細かい性能まで説明していく。

プランジベースとは

【plunge : 突っ込む、押し込む。】

プランジベースはトリマに上下の動きを加えるためのアタッチメント。

いわゆるルータと同じ動作ができ、ほとんどのDIYerはルータいらずになると思う。

掘り込み深さを指定して上から掘り下げることができるので、トリマであれば斜めに掘り込んでいかなければいかないシーンで真上からズドンといけるのでとても便利。

具体的には下のような加工。

右の穴はまさにトリマーを斜めに入れて加工する典型、プランジベースであれば真上からなのでより安定して加工できる。

左の穴はキーホールビットを用いた加工で、壁に打ちつけたビスなんかにこの穴を引っ掛けたりできる。

この加工は垂直に打ち下ろした後にスライドさせる必要があるのでプランジベースがないと基本的に無理(工夫次第で無理やりできなくもないけど)


さらに下のような加工。

こちらは止まり溝という逃げ道のないビット一本分の溝加工かつ、加工幅の寸法は厳密だったので、垂直に打ち下ろさないとやりにくい加工だった。

まさにお役立ちどころ。

平面を上から掘る時は両手の抑えが効いて非常に安定する。

ただし角に当てる面取りなんかは普通のトリマベースの方が加工しやすい。

マキタプランジベースの特徴

このプランジベースを装着したトリマーはルーターとして見れば非常に取り回しが良い。

ハイコーキのバカでかいルーターを持ってるけど、間違いなく出番がないのでルーターテーブルでの無期懲役が決定した。

こいつの特徴と、もうひと工夫欲しかったポイントも合わせて紹介する。

まずはGOODポイント

  • 取り回し最強
  • 昇降のスプリングの効きがジャスト
  • 脱着は秒速
  • ストッパボルトはコンマミリで調整可能

ちょっとBADなポイント

  • 上下のロックレバーが微妙
  • 刃長を測りながらの微調整不可
  • 付属品一切なし

取り回しは本当にいい、良すぎる、スプリングの感じもちょうどいい。

こいつの良さの90%は加工時の使いやすさで、あとはおまけみたいなもんだと思う。

微妙なのはロックレバー、加工時に下ろして長い距離を掘る時はそのままの状態で固定したい。それがロックレバー。

加工しながら親指一本で固定できるようになってるけど、左手の親指が短くて力が弱い人は材料ごと下に押し付けるようにしないと一発で締まらないと思う。

ガチルータのM12V2も似たような感じだった、まあどちらも何回かやってたら慣れたけど。

この辺を写真付きで少し細かく説明していこうと思う。

取り回しが最強

そもそも自分の持ってたルーターがデカすぎたのか、使いやすさがまるで違う。

このビーストを買おうとしてる人はそのパワーと12mm軸のビットで平面をゴリゴリ削ったりしない限り全くもって無用の長物なので、マキタかハイコーキのトリマとこれを買った方がいいと思う。

というかハイコーキの36Vの場合はパワーも十分なんじゃな無いか。

見ればわかる、見た目通りに扱いやすさがまるで違う。

ベースの大きさも重要で、小さい材料を加工する時はベースが小さい方がガタつきにくいし、デカい材料の場合もそのまま安定する。

重さはというと6.3kgと3.3kg(本体1.8kg+ベース1.5kg、6.0Ahバッテリ含む)。

これは意外、体感値はもっと違うだよなー。

昇降のスプリングってのはルーターを下に下ろした時に上に戻る反発力のこと、この具合がちょうどいいので下ろしっぱなしにしてもあんまり力がいらないからロックレバーが使いにくいのはさほど気にならないかも。

トリマーと同じ感覚で普段使いできるルーターということでまあ最高。

専用の2機種は以下。

RT50DZのレビューを中心としたちょっとした比較記事もあるのでよければどうぞ。

【2021/8フル更新】マキタ18V充電式トリマRT50DZレビュー&ハイコーキM3608DAとの比較【おすすめ工具レビュー】

後日発売されたハイコーキのM3608DAとの比較も加えたので購入を検討している人は資料の一つとして役立てて欲しい。2021年8月現在は2万円以下で購入...

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(おまけ)ハイコーキの36VルータM3612DAと比較

ちなみに使ったことないけどハイコーキの36VルーターM3612DAはこの通り。

僕のM12V2を完全に無用の長物に追いやったのがこいつ、ユーザーとして許せない。

価格においてもバッテリ充電器セットでもM12V2とほとんど変わらない。バッテリ持ってればもっと安い。

速度調整機能がついてレバー類も改善されているので、12mm軸を回したい時は日本国内ではこれ一択だと思ってる。

ただし深さの微調整機構だけ失われていて、これはルーターテーブルにする時は不便、この点でM12V2をテーブル行きにした判断は間違っていなかったと確信できた。

(おまけ)マキタ40VトリマRT001G/RT002GDZ(GRDX)が出る

2021年12月発売予定。

ハイコーキの36Vトリマを追撃するようにマキタも出してきた、はやぃ。

001はトリマベースを標準装備、002はプランジベースをと差別化されてるようで、18Vからの進化は無線集塵連動などに役立つBluetoothレシーバーを装備できるようになったという点。

形状的には2017年発売のRT50DZを踏襲しているので、マルチボルトかつ2021年の後発品となるハイコーキに分があるように思う。

ブレーキなどの見えない部分が改良されてるかは謎。

とはいえユーザーの使い勝手に決定的な差は・・・・(たぶん)ないので愛で選んでいいと思う。

脱着は秒速

言葉の通り、ワンレバーなのでベースから引き抜くのと同じか、さらに早い。

レバーパチン。

スポン。

以上。

内側に出っ張りがついていてそれを本体の溝と合わせて入れる。

ちなみにハイコーキは溝が2本あるので前後どっちでも入る。

すごいなハイコーキ、マキタよりもマキタに合わせてきたな。

深さ調整

深さの限界値はこのボルト(ストッパポール)が下のストッパベースに当たって決まる。

なので調整はボルトの高さを変えることで行うが、下のストッパベースを回転させることで3段階の高さを設定することもできる。

このストッパベースもネジを回して調整できるので、例えば5mmづつ差をつけておけば一回の調整で5,10,15mmなど3段階の深さの掘り込みが可能。(あまり使ってない)

メモリ周辺の写真を何枚か載せておく。

ボルトの動作にはいくつか工夫があるので、機構は下の写真を参考にして欲しい。

ボタンを押せばボルトが一気に上下する。

ボルト1回転で1mmで動く。0.05mm単位でメモリがあるので調整は結構正確で簡単。

位置が決まったらノブを回してボルトを固定すること。

色々とあるけど僕が思う簡単な調整手順は以下の通り。

  • 10mm掘りたいとして、適当に刃が出る深さにセット
  • 逆さまにおいて刃の深さを計測、例えば8.5mmだとする
  • 元に戻してボルトを一回転半させる
  • 念の為刃を出してチェック

この流れでやってるので縦メモリは使わない。

ちなみにボルトを回すのはハイコーキを取り付けた時の方が回しやすい。

これハイコーキ専用じゃないか?

ストッパレバー微妙

こんな感じで左手の親指の先にある。

ストッパレバーはプランジを下ろした際に、上に戻らないように固定するものなので作業中にオンオフしやすいかが大事なんだけど、微妙に力をかけにくくて押し込もうとすると本体ごと下に強く押し付けてしまいがち。

鬱陶しいのがこのレバーもスプリングで戻るようになっている点で、これが余計な力を必要としてる気がするので、そのうちバラすかもしれない。

唯一強く文句を言いたい点だ。

プランジ本体のスプリングが弱めなのが救いかも。

ちなみにM3612DAはこの点も改良を加えてきている。

どのくらい使いやすいのかは不明。

測りながらの微調整不可

写真を撮るのが面倒なので言葉だけで説明すると、ハイコーキやマキタのデカいルータには、刃を出した状態で直接ボルトなりネジなりを回して深さを調整できるんだけど、その機能はない。これはM3612DAにも無い。

あれば余計に便利ってくらいで、ルーターテーブルにした時は絶対欲しい機能だけど、プランジベースをつけてルーターテーブルにすることはないので問題ない。

付属品一切なし

ストレートガイドもテンプレートガイドも集塵用のダストノズルも付いていないので別途お買い求めが必要になる。

しかも全部めっちゃわかりにくいし、ネット上の取扱店舗も少ない。

下の楽天の店舗で3つ全部揃うので送料を節約したい人はまとめ買いをお勧めする。(というかここしかないっぽい)

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マキタ 164834-6 ストレートガイド
価格:1150円(税込、送料別) (2021/12/16時点)


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マキタ 194733-8 ダストノズル(プランジベース用)
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マキタ 321492-3 テンプレットガイドアダプタ30
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まとめ

総じて出来は良い、プランジが無いと加工できないシーンに出会った時に買えばいいと思う。

キーホールなんかは当然だけど、逃げ道のない止まり溝なんか掘る時もトリマを斜めに入れると失敗する可能性が高まる。

僕はルーターを持ってたから買い渋っていたけど、結局買うなら早く買っておけばよかったと思う。

動画解説

実際の動きなんかはこちらを参考に。

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