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【後編】ルーターテーブルをインサートプレートから自作する ハイコーキM12V2使用

後編ではフェンスやキャビネット、引き出し、ルーター本体の加工についてまとめていく。

図面や盤面関係は前編で。

【前編】ルーターテーブルをインサートプレートから自作する ハイコーキM12V2使用

とりあえずルーターテーブルを作ろうと思いたったはいいけど、考え始めたら盛り込みたい機能がたくさん出てきて、なんやかんやてんこ盛りのテーブルが ...

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作業工程はぶっちぎりで動画がわかりやすい。

ルーター本体の加工

本体はハイコーキのM12V2で、ありし日にはこのような姿をしていた。そして5回くらいしか使ったことがない。

軽く解体ショーを行うんだけどまずは両腕をもぎ取る。

ネジ1本づつで固定されているため簡単。

スピードコントローラーが入ってる方はカプラーで繋がってるので引き抜く。

ここに入っていた。

次に裏の黒いプレートを外す。

次にここを回してスプリングを引き抜く。

幅広のマイナスドライバーとかラチェットがないと回らないと思う。引き抜いたら蓋は戻す。

次にここ。

実はここの六角を回すことで昇降(切り込み深さ調整)させることができる。

盤面からプラスネジで操作できるようにしたいのでまずはこの六角を外す。

こんなふうにしてソケットレンチで回せば外せる。

そして代わりにこいつを仕込む。

M8 長さ8mmのナベ小ネジと、長さ15mmの高ナットを永久タイプのネジロックで固定。

反対側には7mm分の締め込みしろが残る。これを本体に固定。

本体側には強く閉めただけでネジロックは使用していない。

これで裏から5mm程度露出するため、インサートプレートに固定した時操作しやすくなった。

まあもう少し出ても良かったけど。

スピード調整ダイヤルは非常に簡単な方法で取り付けた。

木端材にボンドで貼り付けて、

さらにプレートに同じボンドで接着。接着面のアルミはペーパーで荒らしてある。

木端の角度はうまく合うように現物合わせで削った。

オモテから見れば綺麗なので撮れなければ問題ないね!

フェンスの製作

上から見るとなんとなく構造がわかるかも。

本体はMDF24mmで製作しており、M6ねじが入る30x90mmのアルミフレームがスライドするようになっている。

フレーム側にはTボルト40mm

これがフレーム内をスライドする。

指定位置で蝶ナットで締め込むことで固定。

フェンス本体のスライド固定ねじも同じTボルトで、ノブだけ回しやすいプラスチックのもの。

裏側は集塵ホースが刺さる場所。少し緩めに作っておく方が使い勝手が良い。

MDF本体には空気のの通り道をカットしている。

これらのパーツは以下が全容。

なるべく直角にカットして、なるべく直角になるようにタイトボンドで貼り付けた。

接着したはいいものの、MDFは将来的に間違いなく反る。

全ては湿気に弱いのが原因なので、自分は手元にあったミッチャクロンをゴリゴリに塗った。特に切り口。

直角精度には問題はないけど、アルミフレームそのものの精度がいまいち、材料によっては溝が邪魔な時もあるので、今後別の素材を貼るかもしれない。

キャビネットと引き出し

本体と引き出しを分けて説明する。

キャビネット本体

キャビネットは18mmのランバーコアで組んだだけ。

一応正面の図面を載せておくけど作業工程は動画を見てもらった方が良い。

本体がギリギリ収まるサイズで設計しており、やたらと低い全高は作業台に収まるギリギリ。

裏側からはコードが出せるように、同時に集塵ホースも一応突き刺せるようにした。

ちなみに事前に仕込んだスライドレール本体側の脱着は不可。

一応内側の側板はビスだけで取り外せるようにしてるけど、壊れなければ問題なし。だからビスめっちゃ留めてある。

天板の固定だけど、ルーターの入る真ん中の部屋からからビス4点だけで固定するようになっている。

自分の中では天板は独立した構造であって、キャビネットはそれを載せるだけの台という扱い。

引き出し収納

合計100本のビットとトリマルーター関連の備品を集約するためにかなり考えたつもり。

引き出し本体とは別に、合計8枚の収納プレートを製作。

プレートはそれぞれ入れ替えられるようになっており、必要な時にプレートごと引っ張り出して使うこともできる。

一番下はなんの変哲もない引き出しだ。

引き出しの製作時の懸念は横から見た時直角に組めるか、強度を維持できるか、という点。

なので制作時は、作業台に差し金と薄いベニヤを両面で貼り付けて仮設組み立て台を作った。

ここに材料を並べれば勝手に直角に組める。

そしてベニヤを貼り付ければ歪むこともなくなる。

組み立て作業は全てタイトボンドとピンタッカのみで完結。

作これも動画見てもらえるとわかりやすい。

電動ピンタッカほんと便利だから下の記事も見て。

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使用した材料はランバーコア18mmと5.5mmベニヤ。

ビット穴は6mm用と8mm用と12mm用。

小型ルーターテーブルなので、スライドレールの厚み分も使い切った設計。

スライドレールの使い方は下の記事でまとめてある。

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かわいい前板

引き出しの前板は可愛くしたい。

とってをビス留めとかあまりしたくない。

材料はその辺に転がっていたカラーボックスの端材を使ったんだけどこれが大失敗。

表面はプリント合板と呼ばれるものだけど、引き手を削り出す時に両面テープで型を貼り付けただけで白いのが剥がれてしまった。

なので丸ごと剥がしてラッカーで塗るという謎の手間が存在している。

動画では引き手の加工シーンすら紹介していないし剥がれたところの写真も残っていない。

とりあえずDIYでプリント合板は絶対使うなと言いたい。


引き手の加工に使ったのは下のビット。

左のはこれで作った別の取っ手。

このタイプのビットはめちゃくちゃ便利なのに海外製品しか存在せず、一応リンクは貼るけどAmazonにおいても国内在庫が存在しないみたい。

写真のものはアリエクで買った8mm軸の激安品。

このように指がかかる溝が加工できる。

焦げは愛嬌。

作るのは大変だった

すごく大変だったので面倒臭い人には超簡易なトリマーテーブルの作り方を紹介しておく。

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