兵士は笑ってはいけないのか、おじさんは可愛くなってはいけないのか。
僕は善良で品行方正な一人の変態として堂々と生きてきたが、今回取り上げるFaceAppというアプリは出た当初から知っていて、友人らとひとしきり遊んで飽きたつもりでいたが、その時はまだ気づいていなかったのだ。
FaceAppの最も奥深い要素は「男性の女性化」だった。
これが実にキマる。
リスクがあるとすれば、まわりから「なんだこいつキモいな」って思われるくらいだ。
つまりノーリスク。
今回はこのFaceAppで「俺が可愛くなった方法」と、「可愛くなった私」の運用方法を紹介する。
ちなみにリアルに女装する趣味はない。
Contents
内なる目覚めの時

ある日Twitterをみてたら、1枚の写真と共に「俺めっちゃ可愛くなれた・・」と書いてるtweetを見つけて、それがほんまに可愛かったので、とりあえず自分も可愛くなってみることにした。
しかし何度撮ってみても、出てくるのは白塗りのおばちゃんばかり。
かなしい。
若返らせると美人にななるけどかなり不自然。
「なんで?あたし可愛くなれないの?」
「絶対可愛くなってみせる!」
ゴリラが可愛くなるコツ

自分を女性にしてみるとどうもゴツイ。思春期にゴリラって言われてそうな表情だ。
ゴリラが可愛く自撮りするにはどうすればいいのか。(言っておくが僕は男としてはさほどゴリラではない。)
レンズの特性を活かして骨格のゴリラレベルを緩和
仕事でカメラを触る人なら詳しいと思うけど、被写体はカメラの中心から離れるにつれて、その方向に引き伸ばされる。これは広角レンズになるほど顕著。
詳しい説明は省くけど、みんなで写った写真とかを見てみると、端っこの人結構伸びててかわいそう。
特にこれがスマホのインカメラだと特に伸びる。
男女の骨格で大きく特徴が出るのが頬骨から顎までのラインだと思うので、この辺がゴリラだったり、アゴが空母みたいにシャクれてる人は顔をカメラの上半分に収めると、ゴリラレベルが緩和される。

とはいえ四番はやっぱりゴリラに限るぜ。
おじさんは笑ってはいけないのか
ゴツいおじさんほど、しかめっ面せずに歯を出してにっこり笑うべきだと思う。
笑うことでお肉がギュッてなって多少なりとも顔に丸みが出る。でも人によるしよくわからん。
必ずしも歯を出さなくてもいいけど、アプリ側で無理矢理笑わせると歯並びが完璧なものが合成されるので、人によってはキモイ。
本当の歯が写っていれば、それをベースにさらに笑わせてくれるのでとても自然だ。
コミュニケーションの基本は笑顔からだよね。多少歯並びが悪くてもそれもチャームポイントよ。
過度の若返りを望むな
被写体の男性が若かろうが、「若返り」の項目は選択しないとゴツさが残る。20代前半の男性で試してみても20代前半の女性にはならなかった。
しかしこの若返りの項目は、あまりやりすぎると不自然さの原因となる。
選択できる項目は以下の通り。
- 若返り - 自然
- 若返り3-①- 自然
- 若返り3-②- 自然
- 若返り2 - ギリギリ
- 若返り3-③ - ギリギリ
- 若返り3-④ - 不自然
- 十代 - 不自然
- 子供 - エイリアン
ギリギリと書いてるところが文字通りギリギリラインじゃ無いかと思う、下の方に行くとスムージングのおかげで油絵みたいになってくる。
遊ぶ分には全然楽しいんだけど「あたし綺麗になる」と決意した男ならリアルさ追求して見せろや。
可愛くなってみる
というわけで可愛くなってみよう。
不快感を与える恐れのある画像はモザイクを入れてあるので安心して欲しい。
可愛くなれなかった事例

顔は確かに女性であるが、鍛え上げられた男性的な肉体が隠しきれていない。
人間の鍛え上げられた肉体は男女を問わず美しいものだが、やはり性差によるバランスというものは存在して、そこが狂うと人の目に大きな違和感を与える。
全身が写り込むとFaceAppの力では及ばないところがある。
というわけで、特にガタイの良い男性はその体を自慢するのは控えた方がいいのかもしれない。

顔だけであればなんとでもなるだろう、しかし自撮りカメラで下の方に顔が収まるとこのように伸びてしまう。

うーんちょっとあれだな。私はもっと綺麗になれるはずよ。
可愛くなる過程

このように画角の上部に顔を持ってくると、顎周りのゴリラ感がなくなる。
というわけで早速女性になってみよう。

まごうことなき女性になった。ゴリラ感は多分無い。俺はこの人にどこかであった気がするぞ。(お母さん?)
地味に胸元がVネックに変わってて驚いた。
「でも私、もう少し若がえりたいわ。」
というわけで無印の「若返り」

若くなった。それなりに経験も積んでどんな難題でも解決してやろうという自信と活力に満ちている。かつ、まだまだどんなことにでも挑戦できる年齢だ。
いい顔になったな、お前は何にでもなれるさ。
「でも私、もっと若くなってみたいわ。」
というわけで「若返り2」

迷走する学生時代に別れを告げ、己が人にどう見えるかは十分理解している。
無垢なる表情はあくまで戦略的に。みなぎる無限の若さを持っていざ大海に漕ぎ出そうとする強い意思力が感じられる。
というわけでほぼ完成だけど、さらに笑顔「クラシック」と「長髪」を加えてみよう。
私可愛くなれたわ

髪を伸ばすとたまにえらいところから生えてきたりするので、ケースバイケース。僕の場合ほとんど地毛だけどちょっと植毛できて嬉しい。
「私めっちゃ可愛くなれたやん」
本体の毛量の保存も忘れてはいけない。
番外編
ちなみに10代以下は無理がある。子供にすると下のような感じ。

ちょっと作画崩壊してるし、人種が変わってるような気がするんだよな。人によってはうまく行くと思うけど、ロシアのアプリなのでしょうがないかもしれない。
なのに男の子にすると。

こっちはなぜか完全にアジア人だし、ちょっとふてぶてしい。
俺はもっと可愛い少年やったぞ。うっすらヒゲまで生えてやがるし。
なんやこれヘイトか?
老化してみると。


女性の方は完全にステラおばさん。
日本一綺麗な女性を男にする
ご存知の通り、日本一綺麗な女性は石原さとみだけど、彼女をイケメンにしてみたいと思う。

あーくそ、これは勝てねえなあ。
それでは男性になってもらおう。

まいったな、すげえよ石原さとみ。
可愛くなった俺でSNSマーケティング

可愛くなった俺には「マツ子」という名前をつけた。
設定は、意外とガタイが良くて、普段からコンクリートブロックをバッグに入れて持ち歩いてるので、パイプピストルぐらいなら防ぐことができる。
まさにポストアポカリプスの世界で「Survival(生存)をDo It Yourself」できるパワーがある。なので背景もフォールアウト4の工房にした。
どんな運用をしてるのかはTwitterを覗いてみてほしい。
ちなみに今回の運用で、予期せず他の変態のおともだちも見つけることができた。
3日でフォロワーが20%増えた
Twitterのアナリティクスが見れるって最近知った。
この前まで500ちょいだったので100は増えたと思う。



YouTubeも一気に増えた
直接的な効果測定は難しいが、マツ子登場から登録のおねだりをして、約12時間程度の間に登録者が13人増えた。

当チャンネルでは登録者が日平均4,5人なので、これは新記録でもありすごい数なのは確か。
残念ながら動画には中年男性しか登場していないけど、よかったら登録してくださいお願いします。

活用方法は無限大
このようにFaceAppは自分の内に秘めた変身願望を満たすのにも使えるし、うまく運用すればSNSの認知拡大にも使える、可能性に満ちたマーケティングツールとも言える。
ちなみにアプリは完全無料で広告もないみたい。課金版もあるけど僕はやってない。
興味がある人はあたらしい世界に足を踏み入れてみよう。