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【無垢材】マルトクショップで安く買うコツ5選【集成材】

2022年2月23日

DIYerでも無垢材を買えるマルトクショップさんは価格においても種類においても間違いなく業界の王者。

欲しい木があればそのまま欲しい寸法を打ち込めば買えるっちゃ買える。

でもひと工夫あるか無いかで価格は下手すると1.5倍くらい変わることもある。

その辺の安く買うコツを大きく5つのポイントに分けて書いていく。

  • Aより長いと損
  • Bより薄いと損
  • Cより幅が広いと損
  • ジャストカットなしの選択で節約
  • こんなもの作りましたで5%オフ

カット販売の金額はもちろんシステムで管理されている。

そしてカット販売の木材は単純な立米単価で計算できない。

100の材料から51を2つ取るには200の材料が必要だが、50の材料ならふたつ取れる。みたいな単純な歩留まりの話もあるし、反りやねじれなんかも影響する。

原産、製材国、規格は幅広く、全ての材料に同じルールを適応するのは難しいと思うが、見積システムは比較的シンプルなルールで管理されているので、それを把握すると安く買えるし、マルトクさんのロスや手間も減る可能性がないとは言えない。

知る限り無垢材のカット販売においては全て同じ計算式が適用されている。

消費者も販売者も(たぶん)Win-Winになると信じてこの情報を発信してみる。

ちなみに集成材は買ったことがないのでよくわからない。

Aより長いと損

長さ300mmの材料が4本欲しい場合どのように注文するか。

  • 300mm x4本と注文
  • 1200mm x1本と注文

カットの手間をこちらで処理する分だけ2の方が安くなるかもと考えるかもしれない、ホームセンターで買う材料なんかはこのルールが通じる。

でも実際には1の300mm x4本と注文する方が安くなる。

同じ幅と厚みのウォルナットを計算してみたら下のようになった。

  • 300mm x4本と注文 = 4,000円
  • 1200mm x1本と注文 = 4,450円

なぜか

切り出す材料は大きいほど歩留まり率が悪くなる。

300mm4本だったらその辺の端材から全部取れるかもしれないが、1200mm1本は新しい板を新たに引っ張り出して加工しなければいけないかもしれない。

また、材料が尋常では無いほど反りまくっていた場合は下のようなことも起こりうる。

というわけで長いものほど手材料にロスが出やすい。

これは勝手な予想で、送料の調整とかもあるかもしれないけどまあそんなところだと思う。

最も安く買うには

ボーダーラインは1000mmと1001mmの間

例えば1000mmだと3,340円のものが、1001mmでいきなり3,710円に変わる。

以降の長さ単価も高くなるようになっているので、ここが計算式のボーダーライン。

なので基本的には必要な長さを素直に買う方が良いと言える。


これはマルトク独自の計算式で、例えばウッドモールなんかは長さについては常に一定の計算式が適用されている。

なので長いほどウッドモールが安くなるはず。

なので試しにウォルナットとオークの最大長さで比較してみたがどの厚みでもマルトクの方が安かった。マジで強い。

Bより薄いと損

これは本当に差が大きいので注意した方がいい。そして少し計算が複雑だ。

19mmの材料と20mmの材料はどっちが安いか?

20mmの方が安い。

どのくらい違うかと言えば1.5倍くらい違う。これはやばい。

なぜか?

仕入れてる材料の厚みの規格があるんだろうけど、樹種によって違うはず、でも荒の状態だと厚いのは多いけど23〜25mmより薄いものって少ない。

かと言って削るととんでもないロスが出る。なのでそのロスであったり、挽き割り(スライス)の手間が見込まれるのかもしれない。

これは他社でも同じような傾向があるがマルトクさんは特に細かい。

特に大きな境界線が上で書いた19mmと20mmの間にある。

最も安く買うには

厚み23mmが最安

22mm以下価格変動に注意

これは統一されていて、それ以上に厚くなる分には徐々に価格が上がるので気にすることはない。

それ以下が細々しているので下にまとめておく。

23→22mmでやや上がる

22→20mmまで下がる

20→19mmで跳ね上がる

19→16mmまで下がる

16mm→15mmで跳ね上がる

15mm→11mmで下がる

11mm→10mmで跳ね上がる

Cより広いと損

このような注意書きがある。

経験上100mm以下で注文した時に幅接ぎ材になったことはないけど、心配だったら注文時に聞いてみればいいと思う。

幅接ぎとは板を接ぎ合わせる手法で、無垢家具作りのスタンダードかつ腕の見せ所。
(「一枚板じゃないと無垢材ではない」とか言ってると桁がひとつ変わるので注意。無垢材は幅が広いほど価値が高い。)

なので100mmの幅の材料と200mmの材料の価格は倍以上になる。

なぜか?

もちろん幅接ぎの手間代が含まれるから。

マルトクさんでは主にビスケットジョイントという手法で接いであるらしい。

なので途中で切ったりするとビスケットの断面が出たりする可能性が大いにあるのでぴったりサイズの注文が基本。
(小さいものを注文した時、諸事情あって継ぎ目でぶった斬ったことがあるが、その時は雇いネタを使わない芋接ぎという手法だったので状況によって使い分けていると思う)

ビスケットについてはこちらで詳しく解説している。

図解ビスケットジョイントのやり方 & マキタPJ180DZジョイントカッター 工具レビュー

ビスケットジョイントの出番が板接ぎだけと思ったら大きな間違いだ、もちろん板接ぎには絶大な力を発揮するが、ビスや釘を使わないDIYに挑戦したい ...

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最も安く買うには

幅179mmと180mmがボーダーライン

例えば179mmで5,000円だったものが、180mmで5,420円になった。

とんでもなく上がるわけではないけど、180mmで設計しようとしているものがあれば、1mm減らすだけでそこそこの節約になる。

以下は個人的な考え。

というかカット販売を使う時は、100〜200mmあたりの半端な寸法はあまり使わない方が何かと都合が良い。

個人的に幅は100mm以下の脚部材か、300mm以上の接ぎになる面部材かで棲み分けている気がする。

基本的に無垢材で作る「面」は高い。

なので面の多い「箱物」を全部無垢でやると本当に高くなるのでその辺は突板なんかを駆使してやりたいところ。

テーブルのような「脚物」を作る際も、幅接ぎになるのは天板だけで、他は幅100以下の無垢材で作ればコストを抑えられる。

というかそれでも高いので、そこそこ高い家具でも天板だけ突板を使ってる場合は多い。

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ジャストカットなしで節約

見積もり画面の下のオプション項目の中にこのようなものがある。

これは必要な長さぴったりではなく、自分で切るからちょっと長くてもいいですよ〜ってこと。

木材の切断において長さの調整は比較的楽な加工だと思う。

でもこれを選ぶだけで1割ほど価格が安くなる。
(幅の広い部材だったり、長さが短すぎる材料はこの選択ができない場合もある。)

ある程度加工手段を持っているDIYerならこれを選択しない手はないと思う。

個人的にもっともっと早く気づくべきだったポイント。

問答無用5%オフ

マルトクショップのページ内にはユーザーの作品集ページがあって「こんなものをつくったよ」という写真を送れば5%オフが受けられる。

これはレビューを書くなら○%オフみたいなのではなく、次回から適応してもらえるもの。

これはシステム的なものではなく、購入時に備考欄に「施工例送付済み」記載すると自己申告制なので、

もし新しい材料が欲しい時に、一度でもマルトクを利用したことがあれば、前作ったものを送ればこの割引が受けられる。

まとめ 価格は倍くらい違ってくるかも

寸法による価格の変動は非常に大きい。

実際ものづくりの現場における設計では、材料の規格寸法や歩留まりを知るのは非常に重要なので、あらゆる寸法は流通している材料に左右される。

木工造作においては3x6(900x1800mm)というサイズが特に重要で、歩留まりの良い300mm450mm900mmなどの寸法が多用される。

数ミリのオーバーで材料費は倍になる。

なのでDIYにおいても間違いなくその辺は考慮するべきポイントで、

やはりマルトクショップのシステム上の規格に従って設計することになると思う。

天板を24mmにしようかと思っていたらそれは23mmにするべきで、長さを1050にしようと思っていたら1000mmにするべき。

もちろん特別な事情があればその限りではないけど、設計する前の前からこの辺のルールを知っていればコスパの良い設計ができる。

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